精神力カイリュー
2024/3/6
記事を書くにあたって:試験前にポケモンの構築記事を見るのにはまってしまい、自分もポケモンを遊びたくなった。しかし、本作でのポケモンの育成にはかなり時間がかかるため、pokemon showdown という対戦シミュレーターサイトを使って遊んだ。(丸一日つぶしました。)この記事では、遊んでみた経験と、自分がこれから使おうと思っている構築を紹介する。
https://pokemonshowdown.com/ ←引用したサイト
Showdownでの経験:自分はチオンジェンとドヒドイデを使ってサイクル戦をしたかったのだが、まったく勝てなかった。要因としては、①プレイヤースキルが足りていない②構築パワーが足りない③pokemonshowdownの仕様、の三つが挙げられる。①に関しては言わずもがな、サイクル戦には相手の裏を読んで交代先に負荷をかけるプレイヤーとしての実力が求められる。自分はUSUMの時に運よく1700に乗っただけの実力しかなく、サイクル戦は無謀だと感じた。②に関して、そもそも今作で受けよりのサイクル戦をしかけることが難しいと感じた。(ママンボウは別)相手の火力が高く、どうしてもテラスを切らないと受けきれない、テラスを切ると相手の技が一貫する、という場面が多かった気がする。③に関して、本作ではTOD(時間切れによる対戦終了)というルールがあり、対戦時間がなくなるとお互いのポケモンの残数、HP割合、合計値で勝負の判定がつく、という内容である。このTODを狙う戦略がチオンジェンドヒドイデを使う上での重要事項となってくる。しかし、pokemonshowdownではTODを狙うことができないことを何戦かしていくうちに知った。(おそらく、「対戦時間」制ではなく「待ち時間」制であり、要するにコマンドの早押しバトルになっていると思われる。)
↓448ターンかかって負けた試合で、2時間ぐらいかかった。(画像粗くて申し訳ないです) 相手も自分も早押し頑張りすぎた。
経験を踏まえて:サイクル戦が難しくて弱くて勝てない、それでは対面構築を使えばいいのでは???と考えた。対面構築とは火力が高く相手に負荷をかけやすい、その代わりに耐性がそこまで優秀ではなくサイクル戦には向いていないポケモンを集めた構築である。対面構築であれば、サイクル戦よりも考えることは少なく仕様に悩まされることもない。また、SVでは火力が異常に高いポケモンが多く存在している。その一例として、イーユイを紹介する。
種族値:55(H)-80(A)-80(B)-135(C)-120(D)-100(S) 計570 特性:わざわいのたま(特性がわざわいのたまではない全てのポケモンは、特殊防御力が25%下がる。)
特性について、これは実質的に特攻種族値が1.33倍になる効果である。(ポケモン対戦wikiより)つまりめっちゃ強いのだ。特殊攻撃に対して最も強い、ラッキーですらもこだわり眼鏡+ひかえめ+テラスタルだいもんじは受けられない。
このようなポケモンが存在している以上、「相手の攻撃を受けきり定数ダメージで倒す」という戦略はかなり難しく感じる。そのため、自分はイーユイのようなポケモンに対して、より早く、一撃で倒せるポケモンを集めた対面構築の方がいいと感じた。
使う予定の構築コンセプト:自分が使いたいのは対面構築であり、なるべく頭を使ってプレイしたくない。そのため、固定選出3匹+見せポケ3匹を使おうと考えた。(要は6匹のうち、3匹はまったく出さない、というコンセプトの構築である。)
対面構築では火力が高い+どのポケモンに対しても強い(技範囲が広い)+速い ことが重要である。自分はブーストエナジーハバタクカミ(素早さ種族値135+持ち物効果により素早さ1.5倍)、パオジアン(素早さ種族値135、先制技持ち)の二匹は条件に一番合っているポケモンだと考えた。しかし、この二匹を使う上で障害になるのは「テラスタル」の存在である。テラスタルは戦闘中に一度だけタイプを変えられる、というポケモンSVでの対戦での醍醐味ともいえる仕様である。この仕様により、ハバタクカミ(フェアリータイプ)vsウーラオス(格闘タイプ)のような対面が発生した場合に、①ウーラオスが毒タイプになる→②ハバタクカミのムーンフォースを耐える→③ウーラオスの水流連打でハバタクカミを倒す、と有利不利の相性が逆転してしまうのだ。これでは有利相性を押し付ける、対面構築のコンセプトが崩れてしまう。対策として、初手のポケモンで相手にテラスタルを切らせる→相手のテラスタルを見て安全に上記二匹で倒す、ことを考えた。
初手に出すポケモンの条件:初手に出して相手のポケモンにテラスタルを切らせられるポケモンの条件について、①型が豊富②自分はテラスをなるべく切らずに戦える、の二つが重要だと感じた。①に関して、型が豊富なポケモンであれば、相手視点からすると「この行動をされた時に負ける、テラスを切らざるを得ない」という思考が生まれやすいと考える。②に関して、これは後述するハバタクカミになるべくテラスを切りたいからである。
①②のコンセプトを満たすやつ、だれかいるか…?
<僕に任してください!
そ、その声は!?
(ツイッターの無断転載です 問題あれば消します)
カイリュー。カイリューは型が何個もあって、完全に対策することが難しいとされるポケモンである。初手に出てきたカイリューが鉢巻飛行テラバで相手を壊滅させる、ということは結構ざらで、初手に出てきたら嫌なポケモン、堂々の一位だ。よって、①は満たす。一方で、初手に相手のパオジアンと対面したときに、普通の型ではテラスを切らざるをえない。相手のパオジアンには勝ちたいと思い、襷カイリューを考案した。しかし、襷を持たせたところで結局つららおとしでひるんでしまえば意味がない。そこで、相手の技でひるみ状態にならない、特性「せいしんりょく」カイリューを考案した。
使う予定の構築
性格:いじっぱり
努力値:ASぶっぱ残りH
持ち物:きあいのタスキ
テラスタイプ:はがね
マルチスケイルカイリューと異なる役割対象としては、パオジアン、眼鏡ハバタクカミ、威嚇ランドロスがいる。汎用性をもたせつつもこれらのポケモンに勝てるような技構成を考えた。また、カイリューミラーを意識して耐久降りはせず、準速にする。
技構成については対戦をしていくうちに変化することが考えられるため、ダメージ計算はここでは載せないことにする。
②ハバタクカミ
性格:おくびょう
努力値:CSぶっぱ
持ち物:ブーストエナジー
テラスタイプ:ステラ
本構築において一番使いたいと思っているポケモン。初手に相手にテラスタルを強要させた後に、スイープする役割を担っている。ハバタクカミ自身も型が無数にあり、相手にテラスタルを切らせる効果が強いため、身代わりを採用し相手の行動を見てから判断することに決めた。
③パオジアン
性格:ようき
努力値:ASぶっぱ
持ち物:命の玉
テラスタイプ:でんき
技:つららおとし、テラバースト、ふいうち、せいなるつるぎ
ドヒドイデチオンジェンを使っていて一番勝てなかったポケモン。存在がズル。本当は相手が使っていたように、なるべく絶対零度を打つ型にしたかったが、ハッサムの対策をする上で、技スペースが足りなくなり断念した。ハッサムのようなポケモンがいない限りはなるべくハバタクカミにテラスタルを切りたいと考えている。
④ブリジュラス
性格:おくびょう
努力値:CSぶっぱ
持ち物:ジャポの実
テラスタイプ:ゴースト
技:ラスターカノン、りゅうせいぐん、ミラーコート、ステルスロック
本当のところはせいしんりょくカイリューよりも①②の条件に当てはまっているのではないかと考えるポケモン。このポケモンはどちらかというと対策される側のポケモンだと思うので、選出誘導につながるかもしれない。でもカイリューが弱いってなったらこっちを出したい。
⑤キョジオーン
出すつもりがない。相手の構築にいたら嫌なポケモン。
⑥テツノワダチ
キラフロルにとても強そうな顔をしているポケモン。本構築はどくびしやステルスロックに弱くなりそうなので、顔だけで威圧することにした。出すつもりがないその2。
これからの予定:まずは上記の三体を固定選出として、使ってみたらどうだったかについての感想を時間があれば書こうと思っています。完全に趣味だし、別に誰に見せようというものでもないけど、ここまで見てくださった方がいればうれしいです!